+ ピル(経口避妊薬)
1960年に米国で認可されて以来、世界中の女性に最も広く使用されてきたのが経口避妊薬、いわゆるピルです。
現在では世界中で9千万人を超える女性に使われている最も信頼性の高い避妊法です。
ピルが最初に紹介された頃は、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲスチン)の
高用量(使用するホルモンの量が多い)配合剤でしたが、40年近くの研究から、徐々にホルモン量の減少が
図られ、現在の低用量ピル(使用するホルモンの量が少なく副作用が軽減されている)が誕生しました。
ピルは、卵管を結紮する不妊手術とは異なり、妊娠を希望するときには服用を中止するだけでよい
可逆的避妊法の代表として、安全性、避妊法としての有効性と確実性の両面から高く評価されている避妊法です。
問診、血圧・体重測定、尿検査、と必要に応じて血液検査、超音波検査等で問題なければ、ピルを処方できます。
避妊や月経調節は保険適用外診療のため、診療費用は自費となりますが、
病気がみつかることがありますので保険証は必ずお持ちください。
Q&A
社団法人 日本家族計画協会